趣 意 書

 平成14年度より学校でIT教育が本格的に始まります。義務教育段階からコンピュータ教育の導入を盛り込んだ新世紀の学習指導要領がスタートしIT教育元年と言っても過言ではないかと思います。文部科学省の学習指導要領では、小学校でも総合的な学習の時間にインターネットの利用を導入するほか、中学校では技術家庭の中に情報とコンピュータの領域を設けて、これを必修とするなど義務教育段階でも本格的にパソコンと向き合う教育が始まります。
 このIT元年に向けて、コンピュータリテラシーの最も基本であるキーボード入力を一般に広く奨励するために、「毎日パソコン入力コンクール」を開催いたします。
 キーボード入力は、学習というよりもむしろ技能訓練と言ったほうがいいほど、習得に時間のかかる訓練です。米国では、小学校5年生までにほとんどの児童はタイピングを習得します。英語圏のタイピングは主にアルファベットと記号を使用しますが、日本人は 「 アルファベット − ローマ字 − ひらがな − 漢字かな交じり 」 の順に習得していかなくてはなりません。この大変な技能を、自習で習得できるのは、一握りのパソコンの得意な方々で、ほとんどの人には、基礎から根気よく導く指導が必要です。
 私どもは、このコンクールを通して日本人に根強いキーボード(パソコン)アレルギーを低年齢のうちから払拭し、これからの情報化社会に生きる子供達の力を高めていきたいと考えております。コンピュータを使う力が昔の「読み、書き、そろばん」と同様の意味を持つこれからの社会で、キーボード入力は基礎中の基礎とも言うべき位置をしめるものであり、また、子供達の文字・活字への親しみを持たせることも同時にとても大切なことです。
 当コンクールの活動を通して広く一般に、コンピュータリテラシーの基礎であるキーボード入力を基礎から正しく、根気よく誉めながら指導し、国の進めるe-Japan計画の礎を築く役割を我々とともに担っていただければ幸です。

平成13年11月20日

毎日新聞社・毎日小学生新聞・毎日中学生新聞

日本パソコン能力検定委員会